研究成果:トポロジーで紐解くアモルファスの硬さが決まるメカニズム―柔らかさの鍵は階層構造―
Cypher所属の大林一平教授は、大阪大学産業科学研究所の南谷英美教授、産業技術総合研究所マテリアルDX研究センターの中村壮伸主任研究員、東京大学大学院総合文化研究科の水野英如助教との共同研究グループにおいて、アモルファス材料の力学応答に関する構造的要因を、数学のトポロジーを応用した解析手法「パーシステントホモロジー」により解明しました。
この成果により、どのような原子の配置がアモルファス材料の力学応答に重要なのかを、トポロジーから説明する道筋が示されました。今後、割れにくいガラスやしなやかで丈夫なアモルファス材料の設計に向けた、分かりやすい指針づくりに役立つことが期待されます。
この成果は、英国の科学誌『Nature Communications』にて、2025年9月25日(木)18時(日本時間)にオンライン公開されました。
▶ 論文URL: https://doi.org/10.1038/s41467-025-63424-z
詳細は、岡山大学によるプレスリリースをご覧ください。
▶ プレスリリースURL: https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id1442.html